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みやざきの環境

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社会・地域で取り組む循環型社会づくり

限りある資源を社会で循環する「循環型社会」づくりを目指して、さまざまな取組が行われています。
 このコーナーでは、県内で取り組まれている、あるいは県域を越えたプロジェクトに参加している事例をご紹介します。

1 家庭用インクカートリッジの回収

県では、主要プリンタメーカー6社が実施している「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に参加し、家庭用のインクジェットプリンター用のカートリッジの回収箱を設置しています。 ご家庭で不要になったインクカートリッジをぜひお持ちください。
詳細は以下のとおりです。

1.設置場所

(1)県庁本館1階県民室 (2)県庁1号館1階ロビー
(3)県庁7号館1階ロビー  
 

2.プロジェクトの流れ

  1. 回収箱がカートリッジでいっぱいになったら、郵便局から長野県の仕分け拠点に送ります。
  2. そこで、メーカー毎に仕分けをします。
  3. 仕分けされたカートリッジはそれぞれのメーカーでリサイクルされます。

3.県内の設置箇所

1.の設置箇所の他、次の県内自治体等が回収箱を設置しています。

  1. 都城市
  2. 三股町
  3. 木城町
  4. 主要郵便局(県内65ヶ所)

※設置箇所の詳細については、各自治体及び郵便局にお問い合わせください。

(下のインクカートリッジ里帰りプロジェクトホームページでも検索できます。)

4.リンク

使用済小型家電のリサイクル

 私たちが日々の生活で使用する家電製品には、鉄やアルミニウム、プラスチックなど適正に処理すれば、再度資源として再利用できるものが多く使われていて、とりわけ小型の電機電子機器には、レアメタルと呼ばれる希少な金属が含まれています。レアメタルは電気電子機器の製造には欠かせないものですが、世界的にも埋蔵量が少なく、特定の国に偏在しているため、資源の有効利用のためにも、安定供給のためにも使用済みとなった機器からのリサイクルが重要です。

 このため、平成25年4月に使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)が施行され、これらの再資源化を促進する枠組みが作られました。

小電リサスキーム

 この制度に参加する市町村や小売店では、それぞれ回収する家電製品(家電リサイクル法に則ってリサイクルすることになっているテレビ、洗濯機・衣類乾燥機、冷凍・冷蔵庫、エアコンは除きます。)を選択し、消費者から回収した小型家電を国が認定した業者等(認定事業者等)に引渡します。

 回収する品目、場所や方法は市町村や小売店によって異なりますので、お住まいの市町村にお尋ねください。

3 その他の市町村の取組

(1)綾町における生ごみ等の堆肥化

 家庭から排出される可燃ごみのうち、厨芥類(生ごみ)の排出量が約4割を占めるといわれています。生ごみは水分量が多く燃焼効率が悪いため、高温で安定燃焼させるためには多くの助燃剤を必要とし、焼却処理にかかる燃料費の増大や温室効果ガスの発生の原因となっています。

 このため、全国の自治体の多くは、生ごみの減容化、排出削減のため、各家庭における水切りやコンポストの取組を呼びかけるとともに、生ごみを分別回収し、堆肥化等の循環利用に取り組んでいる自治体もあります。

【概要】

 綾町では、昭和63年に全国初の「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定し、農産物の安全性と自然環境に調和した農業を推進していますが、有機農業の生産振興、有機肥料の確保という観点から、生ごみ、し尿、家畜ふん尿の堆肥化に古くから取り組んできました。

 
生ごみ収集車   専用容器

 このうち、生ごみについては、町内全域(約100ヶ所)に設置されている専用のポリ容器に集められ、週5日、町の収集車で回収されています。

 回収した生ごみは、平成9年に設置した綾町堆肥生産処理施設(高速堆肥化施設)にて発酵堆肥化し、農家等へ販売するとともに、町有公園の施肥に利用しています。
 平成22年度は、約430tの生ごみを回収し、約70tの堆肥を搬出しました。

 
生ごみ堆肥化施設   自然生態系農業合格証票

 さらに、こうした有機肥料により生産された農産物の認証制度を町独自で創設し、綾ブランドとしての付加価値を確立することで、地元消費者だけでなく全国に販路を確保し、循環型社会を構築しています。

(2)宮崎市における廃食用油のBDF化

 家庭で消費された食用油は、家庭ごみ全体に占める割合が小さく、排出頻度も少ないことから、分別回収を行っていない自治体も多く、その再利用率は約1割程度と言われています。その大半は、凝固剤を用いたり紙に染みこませて可燃ごみとして処理されるほか、そのまま家庭から下水放流される場合があり、環境汚染の原因にもなっています。
 一方で、家庭からの廃食用油は、一般的に劣化が少なく、再利用可能な循環資源として全国の自治体等でさまざまな再利用が試みられています。本県内の市町村でも、これら廃食用油の再利用の取組が行われており、ここでは宮崎市におけるBDF(バイオディーゼル燃料)化の取組を紹介します。

  • ※BDF(バイオディーゼル燃料)
    植物油由来の燃料で、軽油の代替燃料として自動車等で利用することができる。
    燃焼時のCO2排出量と原料となる植物のCO2吸収量を相殺するため、カーボンニュートラルな循環資源
    として注目されている。

【概要】

 宮崎市では平成14年度から家庭から排出される廃食用油を回収し、BDFに精製する家庭用廃食用油リサイクル推進事業に取り組んでいます。
 廃食用油は、自治会などの登録団体を通じて回収するとともに、市の関連施設などに設置した専用の回収ボックスでも回収しています。登録団体に対して、回収量に応じて報償金を交付し、団体の地域活動の支援も行っています。

 
回収ボックス

回収した廃食用油は、宮崎市内の民間処理業者に委託し、BDFに精製され市の収集運搬車両等の燃料として利用されています。

 
BDF化施設   収集車両

 

このページの内容についてのお問合せ

宮崎県 環境森林部 循環社会推進課
電話:0985-26-7081 / ファクス:0985-22-9314 / メールアドレス:junkansuishin@pref.miyazaki.lg.jp

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