宮崎県は『2050年ゼロカーボン社会づくり』の達成に向けて取り組んでいます。
宮崎県は、令和3年3月に策定した第四次宮崎県環境基本計画の重点プロジェクトに「2050年ゼロカーボン社会づくり」を掲げ、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを表明しました。
ゼロカーボンとは?
本県では、「ゼロカーボン」=「温室効果ガス排出量実質ゼロ」とし、「カーボンニュートラル」及び「脱炭素」も同義としています。
省エネの取組と再エネの導入により排出量をできるだけ削減し、森林等のCO2吸収量により相殺する(排出量と吸収量とを均衡させる)ことで、「実質ゼロ」を達成します。
取組内容~県が掲げる4つの柱~
1 省エネルギー・省資源の推進
- 事業者に対する温室効果ガス排出抑制計画書制度や省エネセミナー等による排出量削減の促進
- 家庭に対するアプリを活用した排出量の把握と削減行動の促進
- 4Rの推進などにより廃棄物の発生を抑制し、焼却等による排出量を削減
2 再生可能エネルギーの導入拡大
- 景観や自然環境に配慮した再生可能エネルギーの導入促進
- 買電量の減少に加え、災害時の電源確保にもつながるなどのメリットを周知し、家庭、事業所、農業などでの導入拡大
- 発電した電力の地産地消によるエネルギー自給率100% への取組
3 森林吸収量の維持
- 除間伐等、適正な森林整備を推進し、二酸化炭素吸収・固定機能の高い森林の造成
- 「伐って、使って、すぐ植える」資源循環型林業を確立し、森林吸収量を維持
- 林業の短期収穫化に向け、成長の早い早生樹やエリートツリーの植栽を推進することによる森林の持つ二酸化炭素固定機能の強化
4 環境保全を支える人材づくり
- ホームページ「みやざきの環境」、環境情報センター、環境保全アドバイザー及び地球温暖化防止活動推進員を活用した環境教育や情報提供による排出削減行動の促進
- 森林環境教育拠点施設を活用した森林に関する理解の向上
県民の皆さまに御協力いただきたいこと(家庭でできること)
地球に優しいライフスタイルへの転換
- マイバッグやマイ箸など、繰り返し使える製品の利用
- エコドライブの実践
家電製品などの買い換え時は・・・
- 省エネ性能の高い家電製品を選択
- ガソリン車から次世代自動車にシフト
住宅・事業所を新築・改築する際は・・・
- 高断熱化、高気密化でエネルギー消費量を削減
- 太陽光発電などの再エネを導入して、使う電気を自家発電
- 蓄電池や電気自動車の充放電設備を導入して、作った電気を有効活用
<九州エコファミリー応援アプリ「エコふぁみ」の活用>
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