平成25年度「大気及び水質の測定結果」等について
平成26年6月18日
宮崎県環境管理課
宮崎県循環社会推進課
<目的>
県民の健康を保護するとともに生活環境を保全するために、関係法令に基づき汚染状況の監視を行う。
関係法令
大気汚染防止法、水質汚濁防止法、ダイオキシン類対策特別措置法 (環境基準)
A測定結果
特に、光化学オキシダント及び微小粒子状物質(PM2.5)について全ての測
定局で環境基準を達成しなかったことから、今後とも監視の強化を図る必要
がある。
測 定 項 目 測定局数 測 定 結 果 環境基準 二酸化硫黄 18 1測定局で環境基準を未達成
(小林保健所)別 添
参 照二酸化窒素 16 全測定局で環境基準を達成 一酸化炭素 5 全測定局で環境基準を達成 光化学オキシダント 13 全測定局(※1)で環境基準を未達成 浮遊粒子状物質 16 2測定局で環境基準を未達成
(新延岡自動車排出ガス測定局、油津小学校)微小粒子状物質
(PM2.5)4 全測定局で環境基準を未達成
(延岡保健所、都城高専、宮崎市祗園、
宮崎市生目小自動車排出ガス測定局)
※1 高千穂保健所、延岡商業高校、旭中学校、延岡保健所、大王谷小学校、細島公民館、
高鍋町健康づくりセンター、日南保健所、油津小学校、都城高専、自治学院、
宮崎市祗園、宮崎市生目小自動車排出ガス測定局
A測定結果
環境基準が定められているベンゼン等4項目について、前年度に引き続き、
全ての測定地点で環境基準を達成した。
@健康項目
砒素など27項目について74地点で測定を行った結果、砒素が土呂久川
2地点で環境基準を達成しなかったが、その他の26項目については環境基
準を達成した。
砒素の環境基準未達成地点については、休廃止鉱山の排水や地質の影響に
よるものと推測され、休廃止鉱山における対策や、水域周辺の詳細な調査を
行っているところである。なお、当該水域は利水状況等から人の健康への影
響がないことを確認している。
測 定 項 目 測 定
地点数測 定 結 果 環境基準 砒素 74 2地点(土呂久川)で環境基準を未達成 別添
参照砒素を除く項目 全地点で環境基準を達成
A生活環境項目
生活環境項目については、全ての測定地点で環境基準を達成した。
測 定 項 目 測 定
水域数測 定 結 果 環境基準 生物化学的酸素要求量
(BOD)79
(河川)全水域で環境基準を達成 別添
参照化学的酸素要求量
(COD)10
(海域)全水域で環境基準を達成
※県内の公共用水域数は118水域(河川104、海域13、湖沼1)であり、
うち、水域類型のあてはめ水域数は89水域(河川79、海域10)である。
(4)地下水の測定結果
全県的な地下水質の把握のための概況調査(※1)では、比較的良好な水質が保
たれているが、過去に環境基準を超過した地点を調査する継続監視調査(※2)で
は、20地点で有害物質が検出された。
※1 概況調査
(1)メッシュ調査:地域の全体的な地下水質の把握のために県内を5Kmメッシュに区
切り実施する調査
(2)有害物質使用事業場周辺調査:有害物質を使用している(または過去に使用して
いた)事業場及びその周辺の地点(井戸水)における調査
※2 継続監視調査:過去に環境基準を調査した地点(井戸水)の調査
調査名 調査
項目測 定
井戸数測 定 結 果 概況調査
27 86 1地点で環境基準を未達成
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 1地点継続監視調査 27 53 20地点で環境基準を未達成
・砒素及びふっ素 1地点
・砒素 3地点
・揮発性有機化合物 12地点
・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 4地点
(2)調査結果
環境基準が定められている大気、水質等の環境調査では、全ての調査地点
で環境基準を達成した。
また、廃棄物焼却炉等の発生源調査では、全ての施設及び事業場で自主検
査及び立入検査の両検査で排出基準を満たした。
調 査 項 目 調査数 調 査 結 果 基準 環境調査 大気 6地点 全地点で
環境基準を達成別添
参照水質 15地点 底質 13地点 地下水 7地点 土壌 9地点 発生源自主検査 大気基準適用施設 77施設 全施設及び事業場で排出基準以下 水質基準適用事業場 6事業場 発生源立入検査 大気基準適用施設 46施設 水質基準適用事業場 5事業場
※1 大気基準適用施設 :廃棄物焼却炉、アルミニウム合金製造施設
※2 水質基準適用事業場 :下水道終末処理施設、共同排水処理施設、
硫酸塩パルプ漂白施設、廃棄物焼却炉に係る灰貯留施設
※ PDFファイルをご覧になるには、アクロバットリーダーが必要です。 ファイルをご覧になれない場合は、右のボタンをクリックしてアクロバットリーダーをインストールしてください。 |
![]() |