五感を使った「水辺環境調査」について

1 はじめに

宮崎県は、美しい川、きれいな水、豊かな緑など自然に恵まれています。
その中でも、地域住民が日常的にふれあう、あるいは子どもの時に遊んだ、身近な川や池などの水辺については、その環境の保全に対する関心が高く、豊かな水辺環境を次世代に引き継いでいくことが求められています。
そのためには、大人はもちろん、子どもも一緒になって、身近な川や池で遊び楽しみながら自然環境の大切さを実感することが必要です。
宮崎県では、身近な川の水辺環境を簡単に調べられる指標として、NPO法人大淀川流域ネットワークとともに「五感を使った水辺環境指標」を作成しました。
地域や学校、市民団体または家族などのさまざまな主体がこの指標を活用し、身近な川や池などの水辺環境の調査が行い、身近な河川等の状況を把握することで、よりよい水辺環境の保全に向けた取組が広がっていくことを目的としています。

2 水辺環境指標を用いた水辺環境調査とは?

この指標は、水辺の音や風景、水のにおいや水生生物の生息状況など六項目を四段階で判定するものです。
調査の具体的な実施方法や注意点については、HP「ふるさとの水辺」で閲覧・ダウンロードできます。

◆調査方法等についてはこちら

ホームページ「ふるさとの水辺」

また、調査に必要な道具は、自分で揃えることもできますが、希望者には主要な道具をお貸しします。
また、調査方法の疑問や指導者の紹介、調査に必要な道具の購入方法などいろいろの問い合わせについては、下記にご連絡下さい。相談に応じます。

■問い合わせ先

保健所電話番号一覧
中央保健所衛生環境担当 (0985)28-2111 小林保健所環境対策担当 (0984)23-3118
都城保健所環境対策担当 (0986)23-4504 高鍋保健所環境対策担当 (0983)22-1330
延岡保健所環境対策担当 (0982)33-5373 日向保健所環境対策担当 (0982)52-5101
日南保健所環境対策担当 (0987)23-3141 高千穂保健所衛生環境担当 (0982)72-2168

※お住まいの市町村の水質保全担当課にもお問い合わせいただけます。

3 水辺環境調査の今までの実施状況

令和2年度は、小中学校などの25団体が、県内の15河川19地点において調査を実施し、延べ860人という多くの方に参加していただきました。

◆令和2年度 五感を使ったふるさとの水辺調査結果

令和2年度 五感を使ったふるさとの水辺調査結果はこちら(R2_水辺結果マップ

県内の水辺情報を一元化し発信するホームページ「ふるさとの水辺」で、過去の調査結果も公開しています。

◆ホームページ「ふるさとの水辺」

https://eco.pref.miyazaki.lg.jp/5kan-mizube/

4 参考

川底に住んでいる生きものは、水のきれいさのていど(水質)を反映しています。 したがって、どのような生きものが住んでいるか調べることによって、その地点の水質を知ることができます。

◆宮崎県の水質指標生物一覧

Adobe ACROBAT READER
※PDFファイルをご覧になるには、アクロバットリーダーが必要です。
ファイルをご覧になれない場合は、左のボタンをクリックしてアクロバットリーダーをインストールしてください。