平成19年6月20日(水)
                                                宮崎県環境管理課
                             宮崎県環境対策推進課
                             宮崎市環境部環境保全課

      平成18年度「大気及び水質の測定結果」、「ダイオキシン類調査結果」
      及び「内分泌攪乱化学物質(ないぶんぴつかくらんかがくぶっしつ、いわ
   ゆる環境ホルモン)調査結果」の概要について



    県では、大気汚染防止法、水質汚濁防止法及びダイオキシン類対策
    特別措置法に基づき、大気及び水質等の測定を行っており、平成18
    年度の結果は次のとおりでした。

第1 大気及び水質の測定結果 

     本県の大気及び水質は、一部で環境基準(※1)未達成があったものの、全体としては概ね良
 好な状況でありました。

  1 大気 (資料1-第1 大気測定結果) (大気環境基準等)
  (1) 大気汚染常時監視・移動監視 
     光化学オキシダントについては、測定を行っている全ての常時監視測定局(11局で測定)
  及び移動監視地点(6地点で測定)で環境基準を未達成でありました。
   浮遊粒子状物質については、常時監視測定局15局のうち1局で1日平均値の環境基準を
  未達成でありました。
   その他の項目については全て環境基準を達成していました。
  (2) 有害大気汚染物質モニタリング
    宮崎市、都城市(2地点)、延岡市の4地点で測定を行い、環境基準が定められているベン
  ゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタンが全ての測定地点で環境基
  準を達成していました。

  

   (結果個表1:大気汚染常時監視結果移動監視結果
   (結果個表2:有害大気汚染物質モニタリング結果

  2 水質 (資料1-第2 水質測定結果) (水質環境基準等 )
  (1) 公共用水域(※2)   
   ア 健康項目(有害物質)については、80地点(河川76地点、海域4地点)のうち、砒素(ひ
    そ)が土呂久川の2地点(東岸寺用
水取水点、岩川用水取水点)及び岩戸川の1地点(旧
    鹿狩戸橋)の合計3地点で環境基準を未達成でありましたが、
その他の項目については
    全て環境基準を達成していました

   イ  生活環境項目の代表的な指標であるBOD(河川)、COD(海域)(※3)については、
    89水域(河川79水域、海域10水域)全ての水域で環境基準を達成していました。

   (結果個表1:健康項目生活環境項目
   (結果個表2:特殊項目要監視項目

  (2) 地下水
      ア 概況調査
       89本の井戸で測定した結果、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が2本の井戸で環境基準
    を未達成でありました。

      イ モニタリング調査
      48本の井戸で測定した結果、砒素(ひそ)が3本、テトラクロロエチレン等の有機塩素化
     合物が
17本、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が2本の井戸で環境基準を未達成でありま
      した。

   (結果個表:地下水調査結果
 

第2 ダイオキシン類調査結果

 1 環境調査 (資料2-第1 概要及び結果個表)
      大気6地点、水質26地点、底質24地点、地下水11地点及び土壌12地点について調査
    を行ったところ、全て環境基準を達成していました。

 2 発生源自主検査 (資料2-第2 概要及び結果個表)
       廃棄物焼却炉等113施設から報告があり、廃棄物焼却炉1施設の排ガスが排出基準を
    超過し、この施設は、自主改善後再度測定し、基準を下回っていたことを確認しました。

    
 3 発生源立入検査 (資料2-第3 概要及び結果個表)
      廃棄物焼却炉等の施設のうち61施設について立入検査を実施し、廃棄物焼却炉4施設
    の排ガスが排出基準を超過し、改善命令後、1施設が改善され、残り3施設は改善中です。


 

第3  内分泌攪乱化学物質(ないぶんぴつかくらんかがくぶっしつ、いわゆる環境ホルモン)
   調査結果 (資料3 概要及び結果個表)

      内分泌攪乱作用(ないぶんぴつかくらんさよう)が疑われている65物質のうち、21物質につ
  いて大気4地点、河川水質3地点
及び河川底質3地点の環境調査を実施しました。

 1 大気
    フタル酸ジ-2-エチルヘキシルとフタル酸ジ-n-ブチルが全地点で検出されました。 

  2 河川水質
     ノニルフェノールとフタル酸ジ-2-エチルヘキシルが全地点、ビスフェノールAが2地点、フタ
   ル酸ジエチルとフタル酸ジヘキシルがそれぞれ1地点で検出されました。

  3 河川底質
     ノニルフェノールが全地点で、ビスフェノールAが1地点で検出されました。

     ※ ただし、その攪乱作用の程度等については、未だ十分には解明されておらず、また、
      環境基準や指針が定め られていないことから、現段階では調査結果を評価すること
      ができません。


第4  用語の説明

 ※1 環境基準
     人の健康を保護したり、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準のことで、
     環境基本法で定められています。

 ※2 公共用水域
     河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供される水域及びこれに接続する公共の
     用に供される水路の総称のことで、水質汚濁防止法で定義されています。

 ※3 BOD・COD
     BODは河川の汚濁を示す代表的な指標で、CODは海域及び湖沼の汚濁を示す代表的な
     指標です。汚染度が高くなると、値が大きくなります。