気候変動への適応(適応策)

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制する「緩和(かんわ)」に対して、既に起こりつつある、あるいは起こりうる気候変動の影響に対して、自然や社会のあり方を調整することを「適応(てきおう)」と言います。
温室効果ガスの排出抑制対策(緩和策)と、気候変動の影響による被害の回避・軽減対策(適応策)は車の両輪です。


出典:第1回地球温暖化に関する九州カンファレンス講演資料「気候変動影響に関する適応計画とその実行」(環境省地球環境局総務課気候変動適応室)より抜粋

1.「緩和(かんわ)策」と「適応(てきおう)策」

(1)「緩和策」とは

地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を抑えて温暖化のスピードをゆるやかにする対策のことです。

(2)「適応策」とは

既に起こりつつある、あるいは起こりうる気候変動の影響に対処し、被害を回避・軽減する対策のことです。

2.適応策の重要性

日本の年平均気温は、長期的には100年あたり約1.19℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。(気象庁ホームページ(ホーム>各種データ・資料>地球環境・気候「地球温暖化情報ポータル」>これまでの気候の変化>日本全体の年平均気温の変化>日本の年平均気温)より)
気候変動の影響で、集中豪雨や洪水、渇水、土砂災害など災害が増えています。高温による農作物の被害も深刻です。そこで、被害を回避・軽減する渇水対策や農作物の品種改良など、気候変動の影響に対応するための対策が練られています。

3.気候変動適応法

我が国における適応策の法的位置づけが明確化され、国、地方公共団体、事業者、国民が連携・協力して適応策を推進するための法的仕組みが整備されました。
平成30年6月13日公布、平成30年12月1日施行

4.政府の気候変動適応計画

(1) 政府の気候変動適応計画

気候変動適応法第7条に基づき、気候変動適応に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため「気候変動適応計画」が策定されました。
平成30年11月27日閣議決定

(2) 農林水産省気候変動適応計画

(3) 国土交通省気候変動適応計画

5.気候変動適応情報プラットフォーム

気候リスク情報の提供を通じ、地方公共団体や事業者等の取組を促進する基盤として、気候変動の影響への適応に関する情報を一元的に発信するポータルサイト「気候変動適応情報プラットフォーム」が開設されました。(運営:国立研究開発法人国立環境研究所)

6.宮崎県の気候のこれまでとこれから

宮崎地方気象台によると、これまでの長期変化傾向では宮崎県でも地球温暖化が進行中で、現状の対策のままで温室効果ガスの排出が続いた場合、今世紀末には気温が3.5℃以上上昇、猛暑日が30日以上になり、大雨の回数が2倍以上、雨の降らない日も増加すると予測されています。
詳しくは宮崎地方気象台が発行したリーフレットをご覧ください。
リーフレットの場所は、下記リンク先の「地球温暖化リーフレット」宮崎県版[PDF形式:1.55MB]です。

7.宮崎県の地域気候変動適応計画

宮崎県では、平成28年3月に改定した「宮崎県環境計画(改定計画)」第4章第1節に盛り込んだ「適応策の推進」を踏まえ、県内の気候変動の影響の把握及び予測のために、関係機関と連携し、継続的な情報収集やモニタリング体制を整えるとともに、県民や市町村等に対する啓発を通じて、「適応策」への理解の浸透を図ることとしてます。
また、気候変動の影響は多岐にわたるため、庁内関係部局において情報の共有や連携を図り、変化する影響を踏まえた順応的な適応策の見直しや新たな適応策の検討を行うこととしています。
なお、気候変動適応法の施行(平成30年12月1日)に伴い、宮崎県環境計画(改定計画)の一部を同法第12条の規定に基づく「地域気候変動適応計画」として位置づけています。

8.宮崎県気候変動適応センター

気候変動適応法では、地域において気候変動適応を推進するため、気候変動影響及び気候変動適応に関する情報の収集、整理、分析及び提供並びに技術的助言を行う拠点としての機能を担う体制の整備が求められました。

本県においても、同法第13条の規定に基づき、気候変動適応を一層推進するために必要な情報を取り扱う拠点として、「宮崎県気候変動適応センター」を設置しました。

(1)設置日

令和元年6月27日(木曜日)

(2)場所

宮崎県 環境森林部 環境森林課内に設置

(3)宮崎県気候変動適応センターの体制

環境森林部環境森林課が中心となり、各分野の適応策を実施している関係機関との合議体により、センター機能を担う体制となります。

(4)宮崎県気候変動適応センターの役割

本県における気候変動適応を一層推進するために必要な情報を取り扱う拠点として、国立環境研究所等と連携しながら、県内の気候変動の影響や適応に関する情報の収集・整理・分析や事業者、県民等への情報提供等を行います。

9.宮崎県気候変動適応センター通信

宮崎県気候変動適応センターでは、気候変動の影響や適応に関する情報を定期的に提供していきます。

10.宮崎県農水産業温暖化研究センター

(1) 宮崎県農水産業温暖化研究センター

近年、地球温暖化が急速に進行し、台風発生時期の早進化や集中豪雨と干ばつの顕著化など、その影響と思われる異常気象が頻発しています。
これらの温暖化による影響は、本県農水産業のあり方を変える大変重要な課題であり、農水産業が基幹産業となっている本県にとって、避けて通ることのできない喫緊の課題であります。
そこで、本県では、温暖化に対応した本県農水産業のあり方を検討するとともに、温暖化に関する様々な情報の集積と研究を促進するため、全国に先駆けて「宮崎県農水産業温暖化研究センター」を平成20年6月に総合農業試験場内に設置しました。

(2) 宮崎県農水産業地球温暖化対応方針

県では、平成20年6月に総合農業試験場内に「宮崎県農水産業温暖化研究センター」を設置し、地球温暖化に関する各種情報の収集や発信、適応策・抑制策の開発・実証等の各種プロジェクトに取り組んできております。
これまでの成果等を踏まえ、今後の具体的な取組や将来期待される技術等を明らかにすることで、本県農水産業の進むべき方向や県内各産地の将来の姿等を検討する際の参考となることを期待して、平成24年3月「宮崎県農水産業地球温暖化対応方針」を策定しました。

11.関連リンク

(1) 啓発紙「ecoみやざき」第102号(2018夏号)

気候変動への適応 地球温暖化の影響に備えましょう

【環境保全】 

  • 気候変動への適応 地球温暖化の影響に備えましょう

【環境みやざき推進協議会だより】

  • 会員の取組 宮崎富士通コンポーネント株式会社
  • みやざきエコフェスティバルを2018を開催しました
  • 6月は環境月間
  • 協議会のご案内

【自然保護】

  • 探してみよう! 水流川の花と生き物
  • 自然保護推進員 私の自然保護活動 小手川利彦さん

【インフォメーションスクエア】

  • イベント情報
  • 県の環境教育関係窓口のご案内

(2)啓発紙「ecoみやざき」第105号(2019夏号)

未来のため気候変動への適応について考えよう

【環境保全】 

  • 未来のため気候変動への適応について考えよう

【環境みやざき推進協議会だより】

  • 環境月間・環境の日キャンペーン
  • みやざきエコフェスティバルを2019を開催しました
  • 協議会のご案内

【自然保護】

  • 木花・加江田みつばちの森づくり 子どもたちに残したい 花が咲き、昆虫が集う森
  • 自然保護推進員 私の自然保護活動 渡邊泰己さん

【インフォメーションスクエア】

  • イベント情報
  • 県の環境教育関係窓口のご案内

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